習い事で人生の相棒を見つける

我が家の習い事事情

習い事では、

とにかく「ときめく」ことを見つけて欲しいと思って、

色々やってみている。

現在我が家は

長女はウクレレ、

長男はドラムとギター、あとはサッカー

をやっている。

ちなみに

長男のギターは私と2人で習っている。

私のトラウマと勘違い

私にはトラウマがある。

それは何かというと、

練習のトラウマだ。

小さい頃から習っていたピアノの練習が、

とにかく嫌で嫌で、毎日のように母と衝突していた。

継続する大切さを母は教えてくれようとしたのだろうと思う。

でも私にはわからなかった。

小さい時によく言われたのは、

「楽譜をぱっとみただけでなんとなく弾ける」

ということだ。

でもその言葉は私をダメにした。

たぶん褒めて伸ばそうとしたのだろうけど、

その言葉で私は胡座をかいてしまい、

「泥臭い練習」の大切さの認識を失ってしまったように思う。

結局ある程度の才能とか力は人それぞれあるように思うけど、

「地道な練習」の積み重ねは誰しもがしなくてはならないのだ。

なので、私はピアノとじっくり向き合わないことをずーっとしてきたように思う。

子供達には…

さて、長い前置きだったが、

結局そんな過去のこともあり、

私は子供達には

「1分でいいから練習しよう」と声をかけている。

楽しさとかトキメキを習い事に求めているが、

もちろんそのもの自体にもトキメキがあってこそだが、

やはり地道な練習を経て、

自分が「出来るようになっていく」過程に人はときめいたりもすると思うのだ。

この「地道な練習」がやっぱりハードル高い。

特に子供達には。

なので、私は本当に1分くらいでいいからやればいいというスタンスでいる。

これが面白いことに、大体1分じゃ終わらないから。

弾き始めるとそこそこ弾くから。

でも時にやる気がないから1分だけのときもある。

それでもいい。

とりあえず楽器に触るだけでも何か違うだろうと信じているし、

そこに愛着が生まれ、自然と習慣となり、

人生の相棒になるのでは？と思っているのだ。

楽器は助けてくれる

さて、そんなトラウマのあるピアノの話に戻ると、

イヤイヤながらも結局高校生くらいまで続けたりした。

何かこうやめたら自分がいなくなってしまうような気がして、

半分怖かった。勇気がなかったのだ。

自分を表現する手段としては、

手なづけきれていなかったけど、

やっぱり私の相棒的な存在になっていたのだろうと思う。

結局いまだに安い電子ピアノだけど我が家にはピアノがあるし、

私も時折弾いていたりするのだ。

もう一つ、相棒なのかも…というエピソードとして、

「自主的にピアノが弾きたいなぁ」ってことは

あまりなかったのだけど、

一度だけ、

私が人生どん底の気分の時に

なぜかとてもピアノが弾きたくなった。

もうそれでしか心を表現できなかったと思ったからである。

ショパンのノクターン。

物悲しいメロディーが自分の心境と重なって、

言葉などで表現できないその心のうちをメロディーに乗せて

弾き続けたのを覚えている。

あれは不思議な体験だった。

初めてピアノと一体化したような感じだった。

ピアノが私を助けてくれた時だった。

だから、曲がりなりにも結局自分の表現手段は自分を助けてくれる時があるので、

子供達にもそんな相棒を見つけて育ててほしいなぁと思っているんである。

アラフォーになってからも発見がある

余談であるが、長男とふと始めたギターが、

これが本当に楽しい。

人生の新たな喜びを見つけられた気分である。

練習したくてたまらないんである。

今までそんな気持ちになったことがないので、

そんな自分に戸惑い喜んでいる。

とにかく毎日練習すると当たり前だけど、

少しずつ弾けるようになるその様が楽しくてたまらない。

年齢など関係ない。

いつでもやりたいことはやっぱりやったほうがいい。

めちゃくちゃ楽しい〜と思いながら、

ギターをさっと弾き始めていると、

たぶんその空気感は伝わる。

子供達も気付けばポロンポロンと隣で弾き始めたりする。

子供は大人の背を見て育つという。「口で言うだけじゃなくて、大人もやってみせるとなおいい」

と感じている。

ちなみに「もうやだー！」ってなる夜の時間帯、あるじゃないですか。

そんなときにギターを爪弾くことも多々あります。

そして助けられます😊

てなことで、ギターも私の相棒として着々と成長しておりますって話でした。